掌の空白を埋めたくて
遠足前気分です。
普段のライブも充分楽しみなのだけれど、遠征ってやっぱり浮き足立つ気持ちもひとしおです。
都内に住んでいると要所要所は近隣と言える範囲内で事足りるし、体力にも自信が無いのでオバンギャなのに遠征慣れしていません。
外れの方ではある物の、東京に生まれ育った事はバンギャル目線でも人生単位で考えても、きっと幸運な事なのでしょう。
当面は夢破れても、社会に疲れたとしても、帰る場所は東京です。
でも、老後は北海道に住みたい。
明日は何も余計な事は考えずにMERRYを楽しむんだ、ワープアな事や来週に持ち越してしまった大嫌いな比較表作成とかちょっと驚愕する程体重が増えていた事等は、頭の片隅にさえも置き場所を一旦は無くして手放しに楽しむんだ。
ラムフェス直後に余計な事を考え過ぎてしまった分、2ヶ月ぶりに全力でMERRYだけを贔屓するんだ。
終演後も、11月に大事な予定が沢山入っている事だけを考えよう、それを糧に生きていくと前向きになろう。
現実に戻るのは、週明け0時からで良い。
梅田ダンジョンにも引っ掛かる予定は無いし、荷物を預けて小休憩後はさっさと会場行こう。
ライブ前って楽しみな気持ちと緊張が比例するのは何故なんだぜ、既に手汗が滲むどころか吹き出る感触、ドッキドキです。
睫毛が作る影の向こうは物憂げで
何だか忙しい一週間でした。
会社のシステム作ったり弄ったり出来る人って魔術師か何かかと思うけれど、ああいうのってどうにも痒い所に手が届かない物です。
そんな中無事テツバに当選したので、往路の交通手段はきちんと確保しました。
夜行バスは嫌いだけれど、昼行バスは消灯が無いので車内で割とフリーダムに過ごせるので割と好き。
カーテンも開いている事が多いので景色を見るも良し、携帯弄るも本を読むのも良し、勿論寝るも良し。
長時間移動自体は決して楽ではないのだけれど、それでも車内での過ごし方に選択肢があるだけで大分快適。
都バスも好きだ、運転は荒い事が多いけれど一律料金素晴らしい。
幾つになっても我先に降車ボタンを押す自分も嫌いではない。
何にせよ、明日は頑張って早起きして復路を押さえなければ。
そして大阪ハロウィンまであと一週間とか信じられない。
ラムフェスの時も同じ事言っていた気がする。
ミソッカスとの対バンも行きたかったな、でも、体力的にも金銭的にも2週連続遠征はワープアなオバンギャには試練過ぎる。
会場で顔見知りになった私と然程年齢変わらないNMNLさん夏ツアー全通とか凄過ぎるよ、私も彼女の体力と金銭的余裕の1割でも良いから欲しい、欲しいよ。
バンギャルたるもの一度で良いからしてみたい、全通。
平日のMERRYコンプはある意味全通と言えるのかも知れないけれど、ツアーで地方公演特有の空気感や旅気分を味わってこそ全通だ。
ただ、ツアーが終わると燃え尽き症候群になりそうなのと、ほとんど間を空けずに好きなアーティストのライブに行ける日々が日常になってしまいそうなのが少し怖くはあります。
平日の時でさえ週一MERRYが当たり前になりかけてしまって、暫し空虚感と付き合いました。
良い歳なんだから、ライブが終わって明日から次のライブの為に仕事頑張ろう的なポジティブさを身に付けられれば良いのに、畜生終わっちまった明日仕事行きたくねえ的なやさぐれ感が幾つになっても払拭出来ない、こんな自分は嫌いだ。
バスでは我先に降車ボタンを押し、ライブ後は現実から目を背けたがる、精神年齢は実年齢の半分にも満たないでしょう。
でも、中二病発症から引きずっている感性は、欠片になってもずっと持っていたい。
初期衝動に魅せられて走り出した僕の感性 いつまでも閉じたくない
その意識が向かう先はきっと、ずっと遠い所
何か、嬉しい事が幾つかありました。
一昨年位から碌な事が無いので、ちょっとした嬉しい事でも有頂天です。
最近cali≠gariの愚痴ばかり書いていますね。
宜しくないけど考え出すと止まらないし、ラムフェス以降色々あり過ぎて。
遂に石井まで7期終了DVDについて呟き始めましたが、現在を進行させますので、というのも他意を感じてしまって、完全に捻くれた受け取り方しか出来なくなっている。
行ってくるくるで石井が言った事だって忘れてはいない。
当時は、ファンの前に出す物に収録したのだから、少しやり過ぎなブラックジョークだろうと思っていた。
でも、後になって誠が脱退させられたという事は、そうではなかった。
石井のファンに媚びない所は好きでした。
媚びなくても良い曲を作って還元してくれる所が格好良かった。
ファンに媚びないからこそ、あの言動も敢えて収録しようと思ったのかも知れないけれど。
でも、今回の呟きにはDVDを売る為の媚びが感じられた。
チケット抱き合わせ商法の直後だから、尚更そう感じてしまった。
7期の時、cali≠gariが好きでも、ファンに媚びない石井が好きでもどうしても受け入れられない石井の発言がありました。
「バンギャルは子宮で音楽を聴く」
そんな事は無いよ。
ジャンルがジャンルだからそういう人が一定数以上いるであろう事は否定しない。
でも、ガリストなんか時に、他のバンドでは出来ないパフォーマンスに惹かれていたり、青さんの作る郷愁的で切ない世界観に涙したり、石井の作り込まれた曲に聴き入ったり、色々な形で楽しんでいた人を沢山知っている。
音楽の事や演奏の事が分からなくても、曲や歌詞の魅力ありきな人が大半だと思う。
だから現に、8期の音を受け入れられなくて離れているファンが存在するのだ、とも。
私だってベースとドラムは碌に弄った事が無いので正直よく分からない部分は沢山あるけれど、研次郎の技術の高さや中西氏のドラムがcali≠gariの音との相性は最低限感じられる。
若かりし頃の発言だから今もそう思っているかは分からないのだけれど。
何だか、考えれば考える程、駄目だ。
君らに感謝して転がりだすだろう
この先は見えないが
身を寄せ合う雲は何想う
誠バースデーイベントの手刀の呟きを青さんがRTしていて、得も言われぬ気分になりました。
ただのファンがこんな事を考えるのは野暮だし下衆なのは分かっているけれど、お互いにどんな気持ちなんだろう。
DVDの事、きっと誠も納得しているから発売するんだろうとは思っています。
ただ、一番のガリストでありつつ当事者であった誠にとってあの売り方はどんな風に感じたのか、考えたくなくても考えてしまう。
と言うか持ち味が薄れた今のcali≠gariについてはどう思っているんだろう、そもそも聴いているのかな。
いずれにせよ、折角のバースデーイベントなのに10/31は行けないので、誠が幸せに過ごす事を祈るばかりです。
MERRY出演の赤坂のイベントも行けないし、でも誠とMERRYが被ってしまったから予定が空いていたら空いていたで悶絶レベルで悩んでいたのであろう。
DEAD ENDのトリビュートにcali≠gariが参加した時、元PAの友達が
「cali≠gari良いね、格好良いし1番愛を感じる!
参加アーティストの中で優勝だと思うよ」
と言ってくれたのが、とても嬉しかった。
音楽の知識が豊富な友達で、V系以外のアーティストの事は彼から教えて貰った事が沢山あります。
古今東西あらゆる音楽を知る人に、そう言って貰えた事が本当に嬉しかった。
その友達にはかねてからバンギャルお得意の布教をしていたので、cali≠gariの事はある程度知ってくれていたし、前から評価もしてくれていたのだけれど。
あれもまだ暑さの残る秋だったな。
少し前に丁度彼とそんな話になった時、
「cali≠gariはドラムが抜けて今はサポートなんだけど、凄く変わっちゃったよ」
と言ったら、
「メンバーチェンジってある程度賭けだよね、ファンは絶対にある程度は入れ替わるし良い方向になるとは限らないし」
と。
復活直後に比べると流石に動員は落ちていたとは言え、そんなに迷走していたとは思えないけれど、思えば起死回生を狙っての7期終了だったのだろうか。
だとしてもあんなやり方は受け入れられなかったし、個人的な感情抜きにしても音楽面が8期以降に大幅に好転したとは正直思い難い。
凄く生意気で烏滸がましい事を承知で言わせて貰うと、自分が出していて気持ち良い、心地良い音を他者が聴いても同じように感じるとは限らない。
趣味であっても職業であっても、一度でも演者側になった事のある人はきっと誰もがこれと似たような事を考えた、言われた、思い知らされた経験があると思うしぶつかる壁でもある思う。
ポピュラーなジャンルであれば、聴き手になり得る人々の最大公約数がそう感じであろう音を探る事はそう難しくはないにしても、ニッチなジャンルではなかなか難しい事だろうな、とも。
余計な事まで書いてしまいそうなので、この辺にしておこう。
薄目で見た朝焼けに何想う
cali≠gariの7期終了DVD商法にずっと嫌気が差していて、でも僅かに気持ちが落ち着いて来ました。
で、7期を聴いたらやっぱり最高過ぎて泣けて来る。
8期以降の曲も仮に誠が叩いたら全然違うんだろうな、聴いてみたいなと考えても仕方ないと分かっていても考えてしまう。
きっとこの不毛な堂々巡りは当分止められないのでしょう。
あまりにも耳に馴染んだcali≠gariの曲達も、あまりにも楽しかった記憶もある意味、呪いみたい。
7期を懐かしんで恋しがって縋り付く事を止められそうにないからその気持ちを肯定してきたけれど、それが呪いのような物の素の1つである事は分かってる、でも7期が特別で唯一無二な存在だったからこそ割り切れないんだ。
仮に7期を越える楽曲を彼等がこれから作ったとしても7期をあんな形で終わらせた事、7期終了DVDの阿漕な商法と青さんの呟きは現実に起こってしまった事なのだから、いずれにせよ前みたいな気持ちで楽しんだり泣いたりはきっと出来ないのに。
どうすれば良いのか、どうしたいのか分からない。
第6実験室直後、嫌な事があって友達に愚痴る時「もう本当あいつ187!」とか一時期よく言ってたな。
あれから14、5年経つんだなと思うと、甘酸っぱいと言うよりほろ苦い気持ちです。
気持ちは切り替えきれないけれど、MERRYのイベントが続々決まって戸惑っています。
新宿ブルースのcali≠gari直球なサブタイトル何あれ、cali≠gariカバーなんだろうけれど、いや、行きたいけれど行きたくない怖い、絶対に正気ではいられない怖い!!
でも行きたいセトリも気になるし青春狂想曲と冷たい雨はやりそうだけれど聴いてどんな気持ちになるのか見当も付かない、ああでも禁色とか僕は子宮とかガラの声に合うだろうな聴きたいなあ…。
その後すぐにテツバだし、しばらく考えなければ。
朝の部が何か知らないけれど、朝夜両方行くならばもしかすると2泊か往路夜行バス明け直で朝の部か、いや夜行バスは出来る限り避けたい、2500円未満なら我慢して一夜バスで過ごそうと努力はするけれど今日日そんな安い便少ないし、本当に御免被りたい。
遠征の予定考えるの楽しいな。
その前にハロウィン楽しもう。
記憶を手放してしまいたい
秋は別れの季節と言うけれど、思い返せばここ数年、辛い秋ばかりでした。
cali≠gari7期終了も、愛犬が亡くなったのも、前の恋人と酷い別れ方をしたのも、全部秋だった。
どれも、とても冷静ではいられない程胸を抉られたし、散々泣きました。
このまま冗談抜きで失う物が無くなる位に次々大切な存在との別れが来るのではないかと馬鹿馬鹿しい事を考えたりもしました。
失う物なんて何も無えよなんて使い古された台詞は言いたくないし、そんな経験もしたくない。
思えば上記全部、10年以上身近にあった存在でした。
cali≠gariは活休期間があるし、犬は天寿を全うしたと言える年齢だったし、元恋人は正確に言えば約10年間友人関係で、恋人期間は1年程だったのだけれど。
くよくよしても仕方ないとは分かっていても、マイナスの物事と向き合おうとしているのだから、くよくよするのも仕方ない。
「○○に比べたら大した事無いでしょう」という慰めや激励は、昔から大嫌い。
そう考えて楽になれるような事ならば、そもそも最初から大した事の無い出来事だと思う。
極論、その理論では世界一辛い人しか嘆いてはいけない事になってしまう。
上も下も見ればキリが無いし、その瞬間辛い事には違いないんだから。
酔いが回ってメソメソするの良くない、碌に飲めない酒を飲み過ぎたみたい。
いい加減寝よう、またねっ。
気付かぬうちにも時計は回りながら進むから
ラムフェスは良いイベントでした。
複数ステージで観る側も忙しかったしネロのDJを見逃してしまったのが心残りだけれど、充実していた。
cali≠gariの発表に色々掻っ攫われたので最早まともなレポなんて書けそうにないのですが、総合的に楽しめたのは本音です。
何よりも、cali≠gariの後にMERRYを観れて本当に良かった。
せんちめんたるにとても愛が感じられたし、きっとプレッシャー感じながら相当練習したんだろうな。
却ってMERRYで聴けて良かったとすら思いました。
一時期はいつか自分が死んだ時、火葬開始から納骨までエンドレスで流していて欲しいと思っていたくらいに好きな曲です。
平日のテツ以来のビニ本も最高でした。
健一がリードギターで荒ぶる姿がもう、あの子さっきあんなに哀愁ステージでプルプルしていたのにもう…!
セッションも盛り沢山に色んな人が出てきてくれたお陰で、余計な事を考えずに済みました。
マグロで味わえなかったお祭り気分が味わえたのも良かった。
もうあんな気持ちでマグロを聴くのは懲り懲りです。
研次郎が健一の肩に手を回して撮っていた写真、どこかに上がっていないだろうか。
ってか研次郎どきなさいよ、そこ私の場所だから
SMでガラとネロが「cali≠gariに負ける気はしないんで」と言っていたけれど負けてなかったよ、こういうのって勝ち負けではないんだろうけれど、少なくとも私は貴方達に救われました。
とは言え7期終了ライブ映像化発表でどん底に突き落とされてから、まだ立ち直れていないのだけど。
「直接俺に言ってみろ、いつでも一発食らわしてやります」と今でも言ってくれるのなら、一発でも二発でも食らわされても良いから一言でも二言でも言わせて欲しい。
ファンが満場一致で納得するメンバーチェンジなんて不可能だと思うけれど、あんなに愛されていた7期に後ろ足で砂をかけるような真似は無い。
12のDVDに心底がっかりしながらも、嫌いになるのが怖い、と言うかきっと嫌いにはなれないと思いつつこの2年で片手で数えて事足りる回数程度にライブに足を運んできた。
でも、限界かも知れない。