思慮の森を歩いて
cali≠gariの事を、改めてここ数日考えていました。
考えさせてくれるきっかけが、幾つもありました。
ガラと青さんの対談だったり、愛読しているブログの書き手さんだったり。
で、思ったのは、私は結局cali≠gariの事を完全に嫌いになれずに、未練タラタラのまま節目のライブには通い、楽しさと違和感と悲しみを同時に味わってしまうんだろうな、と。
以前の記事で触れた、思春期が終わる頃に出会えた本命と言えるバンドは、cali≠gariです。
当時の衝撃は今でも忘れません。
奇形メルヘン音楽隊を名乗っていた時代は、数あるバンドの中でも個性があったし、それなりに人気もあった事は知っていました。
でも、前のボーカル秀児の声も相俟って、「アングラです!サブカルです!」と自己主張するような曲や演出が所々受け付けない部分があって、しっくり来ずに2、3回借りた物を聴いてからはもう良いや、でも頑張ってねという気持ちでCDを返しました。
石井秀仁の加入後、奇形メルヘン音楽隊というコンセプトが消滅してから、cali≠gariにどっぷり浸かるきっかけとなるアルバムがリリースされました。
第6実験室。
これが私の、ガリストへの第一歩でした。